Re-Art Charity Project リ・アート チャリティー プロジェクト
最初は遊び心から、廃材を使って自分のために創ってみた一つのペンダント。
それに当てられた人々の眼。
そこから始まったこのプロジェクト。
” つまらなく終わらせたくない。”
モノであっても、ことであっても、人であっても...。
役を終えるといとも簡単に捨てられてしまうモノたち。
何も生まれて来たとおりの姿で終わらせてしまうことはない。
違う観点から見ることにより、そのモノの持つ短所をも長所へとし、
アイデアと手を加えて新たな命を吹き込ませる、
「 再生の美 」への挑戦です。
'95年より、造形作家として、灯り、オブジェ、衣服、家具など、
色々 なモノを創ってまいりました。
そして、それらの基になる素材を探すにつれ、
現在、自分自身が一番感じ、思っていることは、
そのまま終わらせてしまったら
” もったいない ” と感じるモノが本当に多すぎる、ありすぎる、ということ。
「美しいモノ」この世の中には沢山有ると思います。
でも、人々から見向きすらされなくなってしまったモノからでも、
それを創りだすことは可能です。
身につける造形作品
この Re-Art チャリティ プロジェクトにおいては、使用されなくなったアルミニウム製 デロンギ パワーブレンダーという、同じ”DNA”を持つ88作品に、個々の異なったアイデンティティを持たせたい気持ちから、アルミニウムの持つ特性を活かし、質感や肌合いの強調に重点を置きました。
あてられたた炎により浮かび上がる景色は、コントロールの利かない個々の持つ表情となりました。
もう一つは、大きさ。アルミニウムの軽さゆえ、大振りで大胆な金属のジュエリーを完成させることができました。
高貴な素材ではないがためか、そして扱いにくい素材であるがためか、ジュエリーとしてはあまり使われていないアルミニウム。
しかし、思いを込め向き合えば、それ以上のことを返してくれる素晴らしい素材でした。
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